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[ti:'I' Novel]
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[00:00.46]RADWIMPS - 'I' Novel
[00:01.20]作词：野田洋次郎
[00:01.50]作曲：野田洋次郎
[00:09.95]ずいぶん長らく
[00:11.30]歩いてきたような
[00:12.76]そんな気がしていた
[00:14.29]だけなんだ
[00:15.39]小説にしたらせいぜい
[00:17.59]まだ三行目あたりのこの人生
[00:20.29]カバーもまだ
[00:21.47]題名もまだ
[00:22.90]決まらずに
[00:23.66]書き始めちゃったから
[00:25.56]どこでどうして
[00:26.86]どうなってって順序よく
[00:28.86]収まりつかないや
[00:30.72]今日はただただもう
[00:32.57]さぁダラダラしようと
[00:34.27]物思いにふけてても
[00:36.44]早くも僕の胸は
[00:38.12]もぞもぞと動きだすだって
[00:41.47]心臓は脈打ち
[00:43.33]何ccかの血を全身へと
[00:46.36]送りだしを繰り返し
[00:48.61]今日も休まず僕は僕を生かし
[00:51.96]辻褄あわぬストーリーに
[00:54.31]ほろ苦い顔で見るストーリー
[00:56.53]誇れるほどのものは
[00:58.21]まだないが
[00:59.41]僕だけに光るものはあんだ
[01:01.80]塗りつぶしたい
[01:03.11]破り捨てたい
[01:04.45]過去があろうとも
[01:05.81]汚れのない
[01:07.00]物語など僕は惹かれない
[01:09.60]あぁ一瞬先の自分さえ
[01:13.20]もう待てないよ
[01:14.80]今すぐでも会いたいよ
[01:17.57]うかうかしてらんないの
[01:25.52]はみ出した君の痛みが
[01:27.81]壊れないようにと涙した
[01:30.36]ひょっとしたら
[01:31.62]もしかしたら
[01:33.02]それはいつかの
[01:34.42]あの僕だった
[01:35.82]輝いた朝の光が
[01:38.28]水たまりを蹴って
[01:39.86]飛び散った
[01:40.87]あのどれかが今の君なら
[01:43.47]いいないいな
[01:49.01]どっかの誰かが
[01:50.36]勝手に君のことを
[01:52.21]あーとかこーとか言ったり
[01:54.37]いつのまにか
[01:55.53]君のブックの表紙に名前
[01:58.08]勝手につけて
[01:59.51]頭きたよ頭悪いけど
[02:02.11]あんたに言われる
[02:03.31]筋合いはねぇから
[02:04.59]とっとといなくなっとくれ
[02:06.98]これ電車賃
[02:08.38]受け取っとくれ
[02:10.29]どうにも
[02:11.22]こうにもいかない時でも
[02:13.60]どうにかこうにか
[02:15.50]ここまできたんだよ
[02:17.32]今自信を持って言えるのは
[02:20.52]僕を乗りこなせんのは
[02:22.56]こいつの勝手が
[02:23.89]そうわかんのは
[02:25.19]他にゃいないんだ
[02:26.39]このおいらにゃ
[02:27.54]このポンコツくらいが
[02:28.96]丁度いいんだ
[02:30.34]でもあわよくば
[02:32.04]まぁいつの日か
[02:33.06]この僕のこと
[02:34.53]この僕よりも
[02:35.53]より分かって
[02:36.65]笑ってくれる人と
[02:38.33]出逢えるといいななんて
[02:40.96]その時まで待てないよ
[02:43.41]今すぐ抱きしめたいよ
[02:46.23]この手で温めたいよ
[02:54.36]飛び出した白い光が
[02:56.51]奇跡と合わさって芽を出した
[02:59.21]それが僕なら
[03:00.36]いいさそれなら
[03:01.66]いっそ奇跡使い果たすんだ
[03:04.59]溢れ出した君の涙が
[03:06.94]無駄にならぬようにと
[03:08.50]駆け出した
[03:09.55]それを見た僕が
[03:10.95]胸に抱く気持ち
[03:13.09]なんて美しいんだ
[03:18.24]1秒先で輝いて
[03:20.60]見えるものだけ
[03:21.70]追いかけて
[03:23.20]間違いなんてないんだから
[03:25.80]そんな言葉を真に受けて
[03:28.40]ゼロで生まれた僕なのに
[03:30.95]今名前を呼ぶ人がいて
[03:33.55]当たり前などない脳に
[03:36.04]産み落としてくれて
[03:37.81]ありがとう
[03:40.56]ありがとう
[03:43.15]ありがとう
[04:12.00]例え1ページで終わる命も
[04:14.85]1000ページに及ぶ命も
[04:17.36]比べられるような
[04:18.93]もんではない
[04:20.09]同じ輝きを放つに違いない
[04:23.16]あいまい何の気ない
[04:25.42]言葉延々紡ぐ暇などない
[04:27.92]1ページを生きた少年の
[04:30.30]本には誰よりも光る一行が
[04:36.43]綴られているんだ
[04:38.23]そう信じてやまないんだ
[04:40.89]もうジタバタしてたいんだ
[04:46.12]僕もどれだけ遺せんだ
[04:48.56]ねぇどれだけ生きれんだ
[04:51.32]時間以外の単位で
[05:02.15]はみ出した君の痛みが
[05:04.30]壊れないようにと涙した
[05:06.95]ひょっとしたら
[05:08.20]もしかしたら
[05:09.50]君の優しさの影だった
[05:12.40]輝いた朝の光が
[05:14.76]水たまりを蹴って
[05:16.31]飛び散った
[05:17.37]あのどれかが今の君なら
[05:20.01]いいないいないいな