three monobright
MONOBRIGHT1年ぶりのニュー・アルバム「MONOBRIGHT three」。 3枚目では意外性、4枚目では音楽的広がり、5枚目ではライブの温度を完全にパッケージと 一枚ごとに異なるコンセプトで各々のテイストの傑作を仕上げてきたMONOBRIGHT。 去年末に元メンバーのヒダカトオルが脱退してからは初となるフルアルバム、今までのような実験性は薄れて 今のMONOBRIGHTの地力を反映させたようなストレートかつポップな仕上がり、限りなくノーコンセプトに近く感じるアルバムです。 とはいっても、原点回帰と言うほどでもなく突き抜けたテンションとエネルギッシュなサウンド、 最早ひねくれロックという形容にも収まらない自由なソングライティング等正しく「経たからこそ」の作品にもなっており それまでのMONOBRIGHTらしさと数々の試行錯誤や経験を詰んでパワーアップしたMONOBRIGHTらしさの融合 そういうアルバムになっているかな、というのが個人的な印象 元々の良さを表現しつつ、 楽曲の幅の広さはここ数作のテイストを受け継いでいて今この時期に出すアルバムとしては相応しい作品だと思う 全9曲、約35分、手っ取り早くMONOBRIGHTの突き抜けたテンションだったり一曲一曲の練り込みの良さを感じるにはバッチリのアルバム 小気味良さという点では過去最高レベルのフットワークの軽い新作で個人的に手応えは十分でした。 歌謡曲をモノブライト流にオシャレにアレンジして鳴らしている「風街ロマンスパイダー」、 初め聴いた時あまりの飛び道具っぷりにビックリしつつも慣れると意外と楽しい「OYOVIDENAI」、 切ないメロディと滾ったバンド演奏の調和にカタルシス満天の「youth」と前半から密度の濃い内容。 私的に面白かったのは「トライアングリー」や「アイドル」などサビになると途端に過度にポップになるその緩急、 メリハリを最大限に活用した構成の楽曲群はMONOBRIGHTならではの個性だなと改めて感じる事が出来た。 それも「アイドル」に関しては直球のアイドル賛辞ソングという意外性の無さが逆に意外でした。 そして後半に配置されている今まででも群を抜いてキャッチーだと思えるロックナンバー「空中YOU WAY」は素晴らしい 基本パワフルで疾走感のある楽曲だけどメロディに情感が伴っているのが更に良いなと思える名曲。 松下作詞曲は和み、多幸感の要素を担っておりバランス的にも悪くないと思う ノーコンセプトだと聴き手としては感じるけど、 一曲一曲に宿っている「温かさ」や空元気も含めた「狂騒感」は一貫しているのでアルバム全体としても良い具合に聴けて各々の曲をきちんと好きになれる作品だと思います。傑作かと。
专辑歌曲列表
-
MONOBRIGHT 4101681 04:16
-
MONOBRIGHT 3142800 03:16
-
MONOBRIGHT 4867372 05:04
-
MONOBRIGHT 2897537 03:01
-
MONOBRIGHT 4441278 04:37
-
MONOBRIGHT 3712967 03:52
-
MONOBRIGHT 2837764 02:57
-
MONOBRIGHT 3444647 03:35
-
MONOBRIGHT 3798243 03:57