このシングルの後にリリースされたキャリア22年の集大成アルバム『DOBERMAN』でも、時代の切っ先鋭いサウンドをギターを軸に、枯れるどころか逆にますます若くエネルギッシュなスタンスの表現を突き詰めている。この久々のシングルのタイトル・チューンはベタ紙一重ながらBOOWY時代からの布袋フリーク、ギターキッズがモロ手を挙げて「やっぱ、コレでしょ！」と狂喜する、ファストでエッジーな王道ナンバーで、盟友、松井常松（Bs）らと鋭くも深いグルーヴも構築している。カップリングの「グレイト・エスケイプ」はマイナーのロカ・ナンバーだが、スティーヴ衛藤の原始的なパーカッションで、ありがちなロカとは一線を画している。なおCD-Extra仕様でインタビュー映像も収録。