桜木町 / シュミのハバ / 夢の地図
恒例の体育館ツアーに先がけてリリースされる2004年第1弾シングル。ツアータイトルと同名のカップリング曲「夢の地図」はライヴ前におさえておきたい。 ゆずの強力シングル。「シュミのハバ」は岩沢作のシニカルかつユーモラスなナンバー。彼らと縁の深いテーマによる「桜木町」は北川作。さらにツアーのタイトルと同名曲の「夢の地図」が加わった3曲入り。「桜木町」の他に「シュミのハバ」という曲と2004年のゆずの全国ライブツアーのタイトルにもなった「夢の地図」の3曲A面でリリースされた。 作詞・作曲: 北川悠仁 編曲は松任谷由実の夫である松任谷正隆が手がけたが、プロデューサー・寺岡呼人の提案による、初めてのアレンジの外部発注であった。口頭で楽曲イメージを聞いた松任谷正隆が即興でピアノで弾いてみせたメロディーが、そのまま採用されたという(詳細は『1 〜ONE〜』)。 ゆずの2人が学生時代に通学する際やストリート時代に待ち合わせ場所として利用していた旧東急東横線の桜木町駅が、2004年2月1日に開業した横浜高速鉄道みなとみらい線(横浜駅~元町・中華街駅間)の開業前日の2004年1月31日に廃止されてしまい、想い出等を綴ったラブソングとして仕上げた曲である。 プロモーションビデオにはゆずの2人に加え女優の石原さとみも出演している。旧東急東横線の桜木町駅は廃止されてしまったが、桜木町駅は現在もJR根岸線と横浜市営地下鉄が乗り入れている駅である。因みに、「雨と泪」のミュージック・ビデオに出てくる駅はこの桜木町駅で、彼らにとって思い入れのある駅であるということが伺える。