相愛性理論
自身が今まで培ってきた経験をもとに「バンド・サウンド」に対する拘りを持ち、ヴォーカリストに「初音ミク」を迎え、エレクトロなシンセ・ベースと、自身が弾く軽快なエレキ・ギターを主体にした新たなロックの形。 リアルな男女の距離感や、家族への想いなど、自らが今まで大切にしてきたもの全てに向けて、言葉遊びの裏側に隠された深いメッセージと、一度聴いたら忘れない印象的でキャッチーなメロディー・ラインのバランスは、DECO*27自身のオリジナリティとなり聴いた誰もを魅了する─。 表題曲となっている「相愛性理論」、自身の代表曲「二息歩行」や「愛言葉」のほか、女性ヴォーカリスト・とぴとコラボしたヴァージョンも評価の高い「愛think so,」などを本アルバム用に全曲再構築し、書き下ろしの新曲も追加した意欲作。 ゲストとして、Jackson vibeに正式加入した平井直樹がドラムで一部参加! 寓話や絵本を彷彿とさせる詩観とノスタルジックで奇妙なサウンドを融合するsasakure.UKや、シリアスでドラマチックな映像を喚起させる世界観を持つTreow、自らドラマーとして活躍しリズムが洗練された作品を発表する気鋭kousといったクリエイターによるRemixも追加した全18曲! コンプレックスだらけの自分に自信なんか持てるわけない。 けれども人はこんなにも立派に息をして恋をして悩んでは生きている。 相反する現実を飲み込んでDECO*27は「君と僕」を吐き出す。 そこに描かれる世界はどこまでも満たされない想いを伝えてくれる。そんなアルバム。